ロッド:アナコンダパワーカープ12ft/3.0lb
リール:シマノ/ブルズアイXT遠投9120
ライン:サンヨーナイロン/アプロードGT-Rウルトラ16lb
オモリ:インライン3.5オンス(99g)
リグ:ヘアリグ/NGワイドゲープフック#5+スモールキッカー/NG+Rコーティングライン25lb(カモブラウン)11cmほど
フックベイツ:ダイナマイトベイツ ワフターシリーズ+PVAパーティクル、またはダンゴ
レポート:(原文)大阪府下を流れる河川の中でも鯉の魚影が非常に濃い事で知られるこのフィールドは、鯉のサイズアベレージが小さく奈良県の上流域〜中流域で50〜60cm、大阪府の下流域で60〜70cm。しかし最下流の汽水エリアは、サイズアベレージが70〜80cmで太い鯉が多く他と異なるります。
昨年の冬にここで釣りをした時には、ほぼ毎回80cm後半の鯉をキャッチしていたので、90cm台の存在も“夢”では無いと思っていました。
そしてついに90cmオーバーの鯉を釣る日がやってきたのです。
この釣り場の水深は浅く、潮が引き始めると直ぐに干上がってしまい釣りが成立しません。ですので、絶対水深がある限られた時にしか竿が出せないのです。おそらくまともに釣りが出来るのは、3〜4時間ほどでしょうか、その限られた時間内に、エサの置く位置や、打ち返すタイミング、釣り座の移動など、常に潮汐と魚の具合を確認しながら色々と探り、鯉釣りらしくない鯉釣りをする必要があります。
その浅さから干潮時は周辺が完全に干上がってしまいますので、底質やちょっとした地形の変化なんかも見れ、鯉のルートを予測できます。今までオモリやマーカー、またはdeeper(ワイヤレス魚探)で調べて想像していたような事が肉眼ではっきりと把握する事ができるのです。
また先にも書いたように魚影は物凄く濃く、汽水+温排水の真冬最強のコンボで、魚の動きは良いのですが、たくさんの鯉がエサの近くに居ても、ミチイトに擦れるだけで、喰わない時は全く口を使いません。しかし、潮汐のちょっとした変化で捕食スイッチが入るようで、とつぜん爆発的にアタリが出るのです。
ちょっとした潮汐の変化でアタリが出るののは、他の汽水河川でも同じです。
鯉釣りにおいて何よりも大切なエサを置く位置(ポイント)、そしてエサを喰うタイミングの重要性とはまさにこの事。を知る事ができるのです。
さて、フックベイトはダイナマイトベイツのワフターシリーズを使用し、それにダンゴ又は、PVA+パーティクル系の組み合わせが今冬も功を奏していて、かな
り釣れています。ダンゴかPVA、効果は同じなので、気分やTPOで使い分ける感じにしています。ヨーロッパでも冬のタクティクスで同じようなニュアンスでワフターを使います。フックベイトに少しボリューム感をだしたい時は、20mmポップアップにガン玉でウエイトバランスをとる方法もあります。いずれにしても、低活性の鯉が吸い込み易い軽ささに調節する必要があります(自分はその調節が面倒なので、もっぱらワフターを使っていますが…)
この日の釣りは、ポイントの選定に序盤は苦戦しましたが、結果は毎投アタリの大爆釣!釣友と竿は各自1本ずつでしたが2桁釣果を得られましした。そしてここでの目標であった90cmオーバーで太ましい93cm/13kgの鯉をゲットする事ができました。ついに約15年越しの夢が叶ったのです。
継続は力なり。次の目標に向かって地道に淡々と鯉釣りを楽しもうと思っています。
近日NG-CARPのYOUTUBEの動画サイトでもアップ予定です。